ミニマリストになったきっかけは？片付けが苦手でもミニマリストを目指し始めた理由

2020.01.12

LIFE STYLE

最近ミニマリストという言葉をよく聞きますよね。本当に必要なものだけを持ち、不要なものをなるべく持たない暮らしをする人のことをミニマリストといいます。

ミニマリスト的な生活を始めると、本当に大事なものとそうでないものを判断できるようになったり、必要ないと感じたものを簡単に手放せるようになったり、逆に本当に大事だと感じるものはできるだけ長く使えるように大切に扱うことができるようになる等、物の持ち方に関する考え方が変わってきたりします。

その他にも、思考の傾向が変わってきたり、気持ちの整理が上手になったりと、メンタル面にも良い影響をもたらすものだと筆者は感じています。

しかし筆者はミニマリストになることにそんなメリットがあるなんて知らずにミニマリスト的生活をするようになりました。そこで今回は、物を捨てるのが苦手だった筆者がミニマリスト的な生活をするようになったきっかけをご紹介したいと思います。

物が多い実家で暮らしていた

筆者が育った実家は、物が多い家でした。父親も母親も物を捨てるのが苦手なタイプで、収納スペースに収まらない程の物があるような、少し落ち着かない家で育ちました。

その影響もあり、以前は筆者自身も着なくなった服や役目が終わったものを捨てることができない性格でした。

しかし思春期を過ぎて大人になってくると、物が多い家に違和感を覚えました。実家の物を減らそうと、親に「これ捨てない？」と提案しても、「それは〇〇だから捨てられないの」「それは使うものだから」等なにかと理由を付けて捨てることができない状況でした。

実家は嫌いではなかったのですが、物が多いごちゃごちゃした家が原因でイライラしてしまっている自分がいたりして、すっきりした部屋で暮らすことへの憧れがありました。

ホコリ拭きが苦手だった

実家暮らしをしている時に掃除をしていてとても苦手に感じていたのがホコリ拭きでした。実家には物が多く、スペースがあればあるだけ置物や写真立て等を飾っていたので、一か所のホコリ拭きをするだけでもざわざわすべてを動かしてから拭く必要があったり、飾っている置物や写真立て自体のホコリを拭いたりしなければなりませんでした。

物を動かしてから台の上を拭くのはまだしも、いびつな形をした置物等のホコリを綺麗にするのは時間がかかり大変な思いをしました。

収納スペースに収まらない物があるのが嫌だった

物が多い実家で育った筆者ですが、自分の部屋にも家族の物があふれていました。狭い家に4人で暮らしていたのでしょうがないことではあるのですが、せめて収納スペースに収まるようにしてほしいとずっと思っていました。

思春期に自分の部屋を用意してくれた親には感謝していますが、与えられた自分の部屋に家族の物が収納スペースに収まらない程に置かれていたのです。収納スペースに収まらないため、あふれた物は床に直置きだったり、収納用の箪笥の上に積まれていたりしました。

これがとてもストレスだったのを今でも覚えています。

きっかけは育ってきた環境だった

物が少ない家で暮らしたいという気持ちになったのは、上記のように、育ってきた環境が一番大きな理由でした。そのため、実家を出る時に自分自身の物もたくさん手放して本当に必要なものだけを持っていきました。

すると、新しい自分の家での暮らしは、とてもすっきりとしていて過ごしやすいものになりました。この暮らしを始めてみて感じていることは、物が少ない家で暮らしているのと物が多い家で暮らしているのとでは精神的な安定度が異なるということです。

今になって考えてみると、実家暮らしをしていた頃はよく小さなことでイライラしていたなと感じます。また、関係ないと思われるかもしれませんが、とても太りやすかったのです。

これは本当に必要なものだけを持つ暮らしを始めてから、本当に必要なものとそうでないものを判断できるようになったため本当に必要な分だけを食べるようになったことが理由ではないかと思います。

他にも、お金を貯めやすくなったり、人間関係が改善したりもしました。

ミニマリスト的な生活は、思考や感情や行動を変化させてくれているように感じています。

いかがでしたでしょうか。このように、筆者の場合は環境によって物を持たない暮らしをしたいと強く感じて環境がそれを許した時にミニマリストを目指すようになりました。

ミニマリストになりたい、物が少ない暮らしをしたいという思いがない方でも、なんだかイライラしやすい、太りやすい、お金が貯まらないといった悩みがある方はミニマリスト的生活を心がけてみると良い変化があるかもしれないと思い今回ご紹介してみました。

少しでも変わりたいと思う方のきっかけになれば幸いです。是非参考にしてみてください。